みなさんこんにちは
社会福祉学科広報担当(新米ブロガー)です
少し更新まで期間が開いてしまい、すみませんでした
今回の記事では、社会福祉学科における研究活動について取り上げたいと思います。
研究???
難しそう???
・・・
最初はそう感じられるかと思いますが、、その世界を少し覗いてみましょうか。
ここからは、本研究をメインで進められているN先生に解説いただきます
今回は、「令和3年度新潟市医師会 地域医療研究助成事業に採択」された研究事業を紹介します。
この研究助成事業は、介護の重度化予防を目的とした介護予防高齢者へのケアマネジメントのあり方を対象とした研究について助成(研究費を支給)するというものです。
研究助成というものはその種類も多く、研究分野によっても助成される金額は大きな開きがあります。
やはり研究活動というものに伴って発生する費用は大きいので、設備備品や消耗品にかかる費用や、学会発表等にかかる旅費等について助成金を活用していきます。
さて、研究の内容ですが、今回の研究タイトルを
「要支援高齢者の重度化予防に関する研究-「質」が保証されたケアマネジメントモデルの構築に向けて-」と定めています。
皆さんはこのタイトルを聞いて具体的なイメージができますか?
ここでいう要支援高齢者とは
「要支援認定を受けた高齢者」と、
「要支援認定を受けていませんが、身体的機能や認知機能の低下がみられる高齢者」を意味しています。
そのような方々がより重度化すことを防ぐためにはどうしたらよいかということを考えます。
それにあたっては、一人の専門職で考えることではなく、多職種(多種類の専門職種)の方の意見を聞き、質を向上させる必要があります。
多職種とは具体的には理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、栄養士、薬剤師、歯科衛生士、医師を指しています(具体的には、介護予防ケアプラン検討会に関する投稿記事を参照ください)
タイトルにある、もう一つのキーワード「ケアマネジメントモデル」について紹介します。
介護の重度化を予防し、QOLを豊かなものにするためには、個々の心身の状態に応じた支援が必要となります。
そのような支援を展開するためには、自立した日常生活に支障をきたしている個人的要因や環境的要因を的確に把握し、介護を必要とする状態に至った課題を包括的にアセスメントするといった「ケアマネジメント」の質が問われてきます。
本研究では、
要支援者に着目し、
チームケアに欠かせない多職種の専門的な視点や知見に基づく助言といった介入が、
ケアマネジメントの質にどのような影響を与えるのかについて測定・検証し、
介護の重度化の防止や、QOLの向上に資する
専門性の高いケアマネジメントのあり方(ケアマネジメントモデル)を提唱すること
を目的としています。
今後の研究の進め方としては
本研究は3年間での実施としています。
最終年度終了時には、要支援者等の生活の質の向上に資するケアマネジメントのモデル提示を行い、新潟市への政策提言につなげる予定です
いかがでしたでしょうか。
N先生も「日々の研究と実践が、皆さんの学びに還元されるよう、社会福祉学科全体で取り組んでいく」と意気込んでいらっしゃいましたよ